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第2回防災読書会『復旧・復興へ向かう地域と学校』開催報告

2018年12月16日(日)

@WeBase京都



こんにちは!NPO法人ROJEの桑田です。

先日、第2回目となる防災教育読書会を開催しました!

今回はABD読書会(アクティブ・ブック・ダイアローグ)という形式で、参加者のみなさんにはその場で本を読んでもらい、まとめて、意見を交わしてもらいました(^^)

本の内容を踏み台に、様々な視点から意見が飛び交う読書会。

四条烏丸にあるゆったりと落ち着いた雰囲気のWeBase京都を会場に、みんなで学びを深めてきました。

※WeBase京都のHPはこちらから。http://we-base.jp/kyoto/



今回のテーマは??


第2回を迎えた防災教育読書会、今回は「災害×教員」をテーマに本を読んでいきました。

学校教員というと、近年「多忙化」がキーワードに上がるなど、「先生はとても忙しい」という印象が強いですよね。

そんな学校の先生、災害が発生したらどんなことをしているのか、みなさんは知っていますか??


実は、被災した地域住民のために率先して動いてきた人たちこそ、学校の先生なんです。

地域の避難所として体育館が使われると避難所運営に奔走し、被災後の学校の早期再開に貢献し、災害で心にダメージを受けた児童のケアにも心を配り…。非常時の先生の忙しさは、まさに想像を絶するものです。


そこで、最近で最大規模の災害である東日本大震災のときの学校の先生の現状をじっくり学ぶために選んだ本が、『復旧・復興へ向かう地域と学校』です。



この本には、東日本大震災以後の教育の現状について書かれた論文が数多く収録されています。

その中の学校教員に関連するテーマの論文を3つ選び、読書を進めていきました。



ABD読書会にみんなで挑戦!


ABD読書会は読書会の形式の一つで、だれでも開催できる参加型の読書会です。

(詳しくはこちらのページをご覧ください:http://www.abd-abd.com/


ABD読書会は、大まかに以下の3つのステップに分かれます。

①参加者で担当する箇所を読み、要約をつくる

②要約した内容を順番に発表

③発表内容をもとにみんなで対話し、理解を深める


まずは、①の要約作業から。

今回の本は情報量も多く、参加者がまとめるのに苦労している姿も見られました。




グループに分かれ、読書に没頭。要約はB5用紙数枚に書き出していきました



要約が終われば、②の発表です。

それぞれグループ内で重要だと思った箇所を中心に、わかりやすく整理して発表してくれました!



各グループ、丁寧にまとめられた発表でした♪



短時間で書き上げたとは思えない、わかりやすい要約!



各グループの発表が終われば、いよいよ参加者同士で感じたことや考えたことをシェアする時間です。

お互いの発表の中で気になったことにツッコみながら、話がどんどん深まっていきます。


考えがいのある本質的な問いかけに、時間を忘れてみんなで考え込む場面も



話しあいをする中で、

・教員はピラミッド型のシステムになっているけど、それが非常時に有効な組織の柔軟性を生んでいたりもする

・被災時の子どものケアについては行政からもお金を割り振られて様々な対策が取られたりしているけど、そのケアをする教員のケアはどうしたらいいんだろう?

などなど、様々な意見が交わされました。


切り口こそ災害ですが、災害時だからこそ浮き彫りになる教育の根本的な問題もあったりと、その場にいる全員の学びが深まる機会になりました。



終わりに


開催するたびに新たな発見が生まれる読書会。

これからも防災教育の在り方・やり方をみんなで考える機会として、より充実させていきたいと思います(^^)


次回の読書会は2月ごろ開催の予定です。

「防災教育について深くは知らなけど、学べる機会が欲しい」「防災教育について語ってみたい」という思いがある方、ぜひ僕たちと一緒に学んでいきましょう!

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